最大36Vが入力可能なLGA実装タイプの非絶縁型DC/DCコンバータ

RECOMは標準の12.19 x 12.19 x 3.75mm DOSA互換の熱強化型LGAパッケージを持つRPMB-3.0シリーズの発売により、コンパクトな非絶縁DC/DCのラインアップを拡大しました。使用可能なプリセット出力は、3.3V（1-9Vでトリミング可能）、5V（1-9Vでトリミング可能）、12V（9-24Vでトリミング可能）、または15V（9-24Vでトリミング可能）です。すべての出力において500mV以下の低ドロップアウト電圧・最大36Vの入力で動作します。負荷の軽微なディレーティングはありますが、全ての部品は周囲温度100℃で動作し、強制空冷も不要です。効率は最大94％で、入力電圧範囲内で3Aの最大出力電流が得られます。非常に低い負荷での効率も優れており、30µA（3.3Vバージョン）の非常に低い静止電流と相まって、マイクロコントローラやトランシーバなどの「スリープ」モードを持つアプリケーションに適しています。また、6面シールドにより放射EMIが低く抑えられ、優れた熱管理も実現しています。

特筆すべき機能は、完全な保護（UVLO、SCP、OCP、OTP）および最大0.2Fの高容量負荷駆動能力です。電源シーケンス、ソフトスタート、オン/オフ制御、リモートセンシング、電源正常信号も利用可能です。評価ボードRPMB-3.0-EVM-1により、提供されたコンポーネント位置ですべての機能をテストし、「クラスB」伝導EMIレベルに準拠した最適なソリューション用のフィルターネットワークを開発できます。

「RPMBxx3.0は、業界標準の24Vを含む高い入力電圧定格により、RPM5.0-3.0およびRPM3.3-3.0の3A定格スイッチングレギュレータを補完します」とRECOMのイノベーション マネージャあるSteve Roberts氏はコメントしています。 「ユーザーは、センサー、ディスプレイ、ならびにGPRS・Wi-Fi・Bluetooth-meshTMなどのワイヤレスモジュールの電源に対応するように、24Vを1Vまで直接下げることができます。」