高効率の8ブリックフォーマットDC/DC

RPA100E-W & RPA300E series
RECOM社、8ブリックフォーマットの100Wおよび300W DC/DCを製品ラインナップに追加

RECOMは、DOSA準拠低背型スルーホール8ブリックフォーマット(58.4mm x 23mm)でコストパフォーマンスに優れた100Wと300W出力のDC/DC製品を発表しました。

RPA100E-W 100Wは、公称24V、28V、48V電源で16~72Vの4:1という広い入力範囲を持ち、完全にレギュレートされた5Vと12Vのトリマブル出力が可能です。自然対流で周囲温度50℃まで、強制空冷では+85℃までフルパワーで動作します。絶縁性はベーシックグレードの1.5kVDC/1min、です。

RPA300E 300Wは、公称48V電源で36〜75Vの入力範囲を持ち、16〜35Vの広い範囲で出力を調整可能です。絶縁耐圧はベーシックグレードの2.25kVDC/1minです。RPA300Eにはヒートスプレッダが内蔵されており、ヒートシンクやコールドウォールに直接ねじで固定することができます。本製品の全負荷動作は、ヒートシンクなしでの強制空冷で60℃まで、負荷ディレーティングで85℃までとなっています。

どちらの製品も高い出力密度を持ち、代表的な効率は94.8%(RPA300E)および92%(RPA100E)となっています。また、軽負荷時にも90%以上の高効率を維持しているため、スタンバイ時損失を抑えたいアプリケーションにも適しています。本製品は、入力過小電圧、短絡、出力過大電流、過電圧、過熱に対する広範囲な保護機能を備えています。制御機能としては、オン/オフ制御、リモートセンシングなどがあります。

RPA100EおよびRPA300Eシリーズは、基本的な絶縁に関する安全規格であるUL/CAN/CSA 62368-1の認証を取得しており、外部フィルタを使用することでEMC規格であるCISPR22クラスBにも準拠します。

フットプリントは業界標準のDOSA規格に準拠しており、100W製品の高さは11mm、300W製品は12.7mmとなっています。ピン配置も標準的で1/4ブリックに対応しているため、一部のアプリケーションでは定格電力を損なうことなく省スペース化が可能です。

RECOM社のDC/DCプロダクトマネージャーであるMatthew Dauteriveは、「RPA100EとRPA300Eの8ブリックDC/DCは、高電力密度のコンバータを開発するという当社のコミットメントを示す好例です。これらの製品は、通信、試験・計測、データセンター、産業用オートメーション、PoEなど、要求の厳しいすべてのアプリケーションに使用されるでしょう」と述べています。
アプリケーション
  Series
1 DC/DC, 100.0 W, Single Output, THT RPA100E-W Series
Focus
  • Eighth brick format
  • 4:1 input voltage range
  • 1.5kV basic isolation
  • Remote ON/OFF, sense, and trim pins
2 DC/DC, 300.0 W, Single Output, THT RPA300E Series
Focus
  • Eighth brick format
  • 36-72VDC input voltage range
  • 2.25kV basic isolation
  • Remote ON/OFF, sense, and trim pins