鉄道アプリケーションに最適な16:1入力のDC/DCコンバータ

RECOMは、鉄道や過酷な環境で使用される産業用アプリケーションに最適な16:1超ワイド入力高絶縁クォーターブリックDC/DCコンバータを発売します。RPA150Qシリーズの入力範囲は14.4V～170V（1秒では200V）で、完全にレギュレートされた出力はDC12V、DC24V、DC54V、トリム範囲は+10/-20%（24V出力は+18/-20%）と幅広くなっています。動作範囲全体で高効率で、十分なエアフローがあれば、すべてのバージョンで-40℃から最低でも65℃、ベースプレート冷却では最低75℃で150Wの出力が可能です。ディレーティングを行えば、ベースプレート温度105℃までの動作が可能です。

本製品は、4.242kV/1分の強化絶縁を備え、EN/UL 62368-1およびCAN/CSA-C22.2 N0.62368-1（高度5500メートルまで）の安全認証を取得しており、鉄道規格EN 50155およびEN 45545-2に準拠した機能と安全性を備えています。EMC規格であるEN 55032、EN 55011、および鉄道アプリケーション向けのEN 50121-3-2には、外部フィルタリングで対応可能です。また、トリム、リモートセンス、リモートオン/オフ制御などの機能を備えており、保護機能としては、低電圧ロックアウト、過熱保護、出力の過電圧/過電流保護を備えています。

RPA150Qシリーズは、鉄道規格EN 50155およびRIA12で定義されたDC24VからDC110Vまでのさまざまな公称電圧にわたって、多少の余裕をもってディップやサージを許容し、12Vから200V（1秒間）で動作します。典型的な高衝撃・高振動の鉄道環境に対応するためEN 61373に準拠しており、ネジ付きインサートでプリント基板やバルクヘッドに確実に取り付けることができます。スペースの限られた産業用アプリケーション向けには、コンパクトなクォーターブリックサイズで非常に広い入力範囲を持つ本製品は最適です。

RECOM社のDC/DCプロダクトマネージャーであるMatthew Dauteriveは、”当社のRPA150Qシリーズは、鉄道や過酷な環境の産業用アプリケーションに最適です” とコメントしています。"入力範囲が非常に広いため、標準的なクオーターブリックフォーマットの部品一つで、複数の公称入力とそのサージや過電圧をカバーすることができます”。