2021/03/04
RECOMは、1200Wのピークパワーを持ち産業および医療認証を備えたRACM1200-Vベースプレート冷却方式ファンレス電源を発表しました。
RECOMは、ヨーロッパで設計・製造されたベースプレート冷却方式の高効率電源シリーズ、RACM1200-Vをラインアップに加えることを発表しました。このコンパクトな単一出力AC/DCコンバータは、228 x 96.2 x 40mm(9インチ x 3.8インチ x 1.6インチ)のサイズで、ベースプレートを80°Cに保持した状態で1000ワットの連続出力が可能ですが、エアフローにより最大10秒間1200ワットの連続出力も可能となります。入力はユニバーサル80-264VAC、ディップスイッチで調整可能な出力は公称24VDC、48VDC、36VDCで、効率は最大95%です。絶縁された「常時オン」の5V/1A補助電源と調整可能な5~12V/1Aシステムファン出力が利用可能で、PoEアプリケーション用にすべての出力がグラウンドから2kVACまで絶縁されています。産業用、ITE、医療用の安全認証を取得しており、BFアプリケーション向けには2 x MOPP絶縁と低リーク電流を実現しています。また、待機損失に関するエコデザインの要件を満たし、放射および伝導の「クラスB」EMI排出制限に準拠しています。
内蔵されたマイクロプロセッサの包括的な保護機能により、出力電流、温度、その他のパラメータが監視され、不適切な使用や過負荷の場合に「スマート」な制御と自動保護を実現します。
製品の機能やモニタリングパラメータはファームウェアで工場出荷時に設定することができます。オプションのPMバスインターフェースによるフィールドでの設定は、2021年Q2から可能になります。
RECOMs AC/DCプロダクト・マネージャのMichael Schrutkaは、「これらの新しい電源がヨーロッパのRECOM拠点で設計および大量生産され、今後もラインアップを増やすことを誇りに思います。幅広いプログラマブル機能、高電力密度、ファンレス動作により、医療用を含む様々な高可用性アプリケーションに最適な製品です」と述べています。