2023/05/24
コストパフォーマンスに優れたRPxx-RAWシリーズは、鉄道や幅広い電圧範囲が必要なアプリケーションの絶縁型補助電源に最適です。
入力範囲はDC36~160Vで、ディップおよびサージを伴う公称電圧72V、96V、110V、200V(1秒)に対応しています。出力は、3.3V、5V、12V、15V、24Vのシングル、および+/-5V、+/-12V、+/-15Vのデュアルが用意されています。定格出力はRP03-RAWシリーズが3W、RP06-RAWが6W、RP10-RAWが10Wです。すべての部品は、カプセル化されたスルーピン、DIP24の業界標準フォーマットで、サイズは31.8mm x 20.3mm x 10.6mmとなっています。
RPxx-RAWシリーズは、高度な回路設計と熱設計技術により内部温度上昇を抑えた高効率動作を実現し、高い周囲温度(3W品は90℃、6W品は85℃、10W品は75℃)まで全負荷でディレーティングなしの対流冷却動作が可能となりました。また、負荷軽減やエアフローにより、105℃までの動作も可能です。すべての部品は,過熱,入力低電圧,出力短絡,過負荷に対して完全に保護されています。また、出力を無効にして部品を低消費電力モードにするための制御ピンも持っています。
RPxx-RAWシリーズは、AC3kVでの絶縁耐圧試験をパスし、鉄道規格EN50155、IEC/EN/UL62368およびカナダの同等のマルチメディア/ITアプリケーションの認証を取得しています。EMC規格EN55032クラスAを外付け部品なしで満たし、3つの小型外付けコンデンサを追加することでクラスBにも対応します。
本シリーズは、IoTセンサー、バッテリー管理システム、電動フォークリフトなど、直流入力電源が高い過酷な環境での広範なアプリケーションにも適しています。