2020/12/09
RECOMの「3Dパワーパッケージング®」によりRPMH高入力電圧スイッチングレギュレータの出力電流が増
パワーコンバータの業界リーダーであるRECOMは、同社の「3Dパワーパッケージング」技術を活用して、非絶縁スイッチングレギュレータRPMHシリーズの現在の出力電流定格を0.5Aから1.5Aに拡張しました。この高効率部品は12.19 x 12.19 x 3.75mmの小さなパッケージで、トリミング可能な公称3.3V、5V、12V、15V、および24Vの出力を実現します。各タイプの入力電圧は最大60VDCで、動作温度はディレーティングなしで100℃(100℃以上の場合は電圧低下)と高くなっています。
オン/オフ制御、リモートセンシング、パワーグッド信号、出力短絡、過電流、過電圧に対する包括的な保護などの機能を備えています。また、シンプルな外部フィルタにより、EN55032クラスBのEMI制限に準拠します。
RECOMの「3Dパワーパッケージング」技術でRPMH-1.5の電力処理機能は進化し、6面シールドの25パッドLGAパッケージにより最適なEMCおよび熱性能を実現しました。評価ボード(RPMH-1.5-EVM-1)では製品の性能とすべての機能をテストすることができます。
RECOMのDC/DCプロダクトマネージャーであるMatthew Dauterive氏は以下のようにコメントしています。「RPMHシリーズの定格を3倍に引き上げたことにより、アプリケーションの幅が広がりました。60Vまでの幅広い入力範囲は、48Vシステムや自動車のような高電圧サージが発生するアプリケーションに特に魅力的です」。