タイトル: RECOM環境発電モジュールを使ってみましょう

REH-3.31.8モジュールは、エネルギー源と蓄電素子を追加するだけで完全な環境発電電源となります。これにより、設計エンジニアは、利用可能な光条件に最適な太陽電池を見つけたり、振動発電機の共振周波数を微調整したり、24時間365日確実に負荷を供給するために必要なスーパーキャパシタやリチウムイオン電池のサイズを試したりといった、より重要な決定に集中することができます。

このプロセスをさらに簡単にするために、RECOMは、エネルギー源、記憶素子、および3.3Vと1.8Vの出力電圧用のプッシュインワイヤ接続を備えたREH-3.31.8-EVM-1評価ボードも提供しています。この評価ボードには、一次電池のバックアップが必要な場合のCR2032電池ホルダーのパッドも含まれています。REH-3.31.8-EVM-1は、蓄電素子の種類（二次電池またはスーパーキャパシタ）の選択、バックアップ電池のスイッチオーバーしきい値電圧の設定、どちらかまたは両方の出力の独立した有効化など、REH-3.31.8モジュールのすべての機能を設定することができます。モジュールのすべての入力および出力信号には、テストプローブで簡単にアクセスできます。

REH-3.31.8は、主に太陽電池用に設計されたデュアル出力の環境発電モジュールですが、50mV以上の低電圧DC電源からも動作可能です。このユニークでコンパクトなモジュール（12.19 x 12.19 mm）には、PVセルの最大電力点（MPP）トラッキング機能を含む、環境発電システムを動作させるために必要なすべての回路が含まれています。

ユーザーは設定可能な 蓄電素子（二次電池またはスーパーキャパシタ）を追加し、電源を接続するだけで動作させることができます。2つの短絡保護された固定電圧安定化出力（1.8V@20mAおよび3.3V@80mA）は、個別に有効化／無効化できます。出力電圧を維持するのに十分なエネルギーが蓄積されていないためモジュールがパワーダウンする恐れがある場合、シャットダウン信号はその切迫状態をアプリケーションに警告します。


REH-3.31.8-EVM-1 は、REH-3.31.8 環境発電モジュールの評価を迅速かつ簡単に行うことができます。本製品には、エネルギー源、蓄電素子、2つの出力電圧、および外部バックアップ電池に接続するすべてのプラグイン式コネクタが付いています。PCBフットプリントには、省スペースのCR2032電池ホルダー用パッドが含まれており、必要に応じてオンボードのバックアップ電池として使用できます。

環境発電入力が連続した出力を維持できない場合、一次電池（1.5V～3V）が装着されていればREHモジュールは自動的にバックアップ電源に切り替わります。